立花エレテック人物&仕事図鑑 どえらいヤツら
ストップ!そこもう一度VTRを戻してもらえますか。システム開発部 システム開発課 森近剛
ストップ!そこもう一度VTRを戻してもらえますか。システム開発部 システム開発課 森近剛

原因究明のためなら、1週間でもひと月でも。

RFIDってご存知ですか? ICタグに埋め込んだ情報を無線通信でやりとりする技術です。僕は、RFIDをお客さんに提案・導入するための技術開発を担当。たとえばRFIDの使い方としてメジャーなのが、工場や倉庫などの“入退管理システム”。トラックの運転手さんにICタグのついたカードを所持してもらい、出入り口のゲートでかざした情報をリーダーで読み取り、データベースに蓄積。どの会社の誰が、いつどこに出入りしたか管理が可能になるわけです。大きな工場には、1日に何百台ものトラックが出入りしますから、RFIDを応用することでセキュリティー管理が容易になります。とまあ、口で言うのは簡単ですが、これがなかなか一筋縄ではいかない。実際に設置してみると、IC情報が読めないといったトラブルが度々でてきます。コントローラーの設定なのか、電波の角度なのか?障害物があったり、トラックの車種で違ってきたり、運転手さんのカードをかざす角度が原因だったり。電波は目に見えないので、原因を特定するのがなかなか難しい。ある大手メーカーの工場に納品した時など、1週間泊まり込みで原因究明にあたりました。やりとりしたデータをすべて洗いだし、さらにはゲートにテレビカメラを3台設置して、入退出の様子を撮影。「運転手がこの角度でかざすとダメだ」「えっ、どの角度?ちょっと巻き戻して」とか言いながら、警察の鑑識みたいにずっとVTR見てたり。でも、そうやって現場で身につけた知識が、お客さんへの提案に生きてくるんです。電波は生き物。その環境にあって、初めて性能が決まるものですから。トラブルはないに越したことはない。でも全然なかったらなかったで、ちょっとつまらないかも。

森近剛
PROFILE

森近剛 
2006年入社 
情報機械
システム工学科卒

もともと人と話すことが好きだったので、営業を志望。一方で学生時代に学んできた「コンピュータ+メカ」の知識を活かすことも考えて、ともに満たすことができる立花エレテックに入社。この仕事のおもしろさとは、見積りの提案から、開発、納品まで携われて、さらにお客さんが使っているところを見ることができて、最後に「ありがとう」と感謝されること。